ねこのすっぱ抜きサラダ ルビコン・ビーチ スティーヴ・エリクソン 感想

ルビコン・ビーチ スティーヴ・エリクソン 感想


6点
難解な小説は、読んでいる途中は放り出したくなってしまいがちだが、読み終えると奇妙な達成感とともに満足感を覚えるものだ。この作品もそんな難解な作品の一つである。

刑務所を出たケールは、仲間を看守に売ったことを後悔していた。
彼が向かったのは水浸しになったかつてのロスアンジェルス。
そこで彼は謎の女による殺人現場を目撃する。
しかし現場に残されていた血痕は驚くべき事実を物語っていた。

物語はケールが目撃した女を中心に語られていく。
彼女は時代も舞台も超越した存在であり、常に周囲の環境を破壊していく。
本書の終盤においてついに男は彼女を捕まえることに成功するが、ふと気がつくとまた彼女の姿は忽然と消えている。
この物語を理解しようと苦心しながら読み終えたが、本書を楽しむには無理に本筋やテーマを解題しようとしない方が良かったのかもしれない。
読み終えたときに覚えた感覚からは、アラン・ロブ=グリエ消しゴムに見られたようなヌーヴォー・ロマンのそれに似ていた。
物語にはっきりとした起承転結があるわけではなく、それを超越したテキストが目の前に広がっている。
読む者の理解など必要ないと割り切っている感がありました。
いっそのことそう言われた方が心地良いくらいです。
でも読み手を選ぶだろうな、と思ったのでここでの評価は6点としておきます。
あー、難しかった!
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