ねこのすっぱ抜きサラダ あさのあつこ

NO.6 beyond あさのあつこ 感想

NO.6〔ナンバーシックス〕 beyond (YA!ENTERTAINMENT)
講談社(2012-11-22)
売り上げランキング: 78190

6点
NO.6崩壊後の”それから”を描いた短編集。
紫苑という媒体を通して人間の情に触れるイヌカシやネズミ。
それとは裏腹に、優しさだけでは世間を渡っていくことはできないことを悟る紫苑。
変革のときは、少しずつ、だが着実に訪れようとしていた。

NO.6外伝という単発ものだと聞いていましたが、それ以上を期待できる展開ではないだろうか。本編では語られなかった紫苑の出生の秘密が描かれており、続編の構想があるとしか思えない含みのあるラストになっている。
久しぶりに触れたNO.6の世界観は、なんだか面映ゆいのだけれど、やはりどこか心地良かった。
ビヨンド2巻、期待してます!
ところで、アメリカ版NO.6と銘打たれたマリー・ルーの『レジェンド』シリーズはどうした!! 早く読ませろやい!
ヽ(`Д´)ノ キエーッ!

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theme : SF
genre : 本・雑誌

tag : SF 小説 あさのあつこ NO.6

スーサ あさのあつこ 書評

スーサ
スーサ
posted with あまなつ on 2012.02.12
徳間書店(2011-03-24)
売り上げランキング: 581933

6点
第一話真夜中の商人は、娘を失った父親の復讐譚である。幻の商人スーサは、娘を殺めた犯人を教えるかわりにあるモノを差し出すよう申し出る。
第二話夕暮れの商人は、現代っ子の中学生・歩美の成長物語。幼馴染との悔いの残る別れ、イマジネーションあふれる異世界の冒険、大人しい性格の歩美がしだいに自己主張するようになり、自我を獲得する様子が、ていねいに、瑞々しい文体で描かれている。
作品の世界観は文句のつけどころがないほど完成度が高く、夢中になって読みすすめることができた。これは壮大なサーガのはじまりかな、と思っていたら、あっさりと物語は幕を閉じる。オチを書き急いでいるような印象を受けた。ラストで評価を下げたが、じゅうぶん楽しめる内容でした。

時空の彼方へ あさのあつこ 書評

光と闇の旅人 Ⅱ 時空の彼方へ (ポプラ文庫ピュアフル)
ポプラ社(2010-11-05)
売り上げランキング: 70484

6点
江戸時代、仕立師の母と二人暮らしの少女おゆき。母は闇を恐れ、日没後に外出することを厳しくとがめていた。そんなある日、同じ長屋で暮らすおふみが惨殺死体となって発見される。母はおゆきを連れだって長屋を発ち、逃げるように引っ越しを繰り返した。そんな二人の元に、かねてから世話になっていた江島屋から使いがやってきた。いわく、江島屋の一人娘が奇病に倒れ、おゆきを呼んでいるのだという。不穏な空気を感じながらもおはるのもとに向かったおゆきだったが、そこに待ち受けていたものとは……? 光と闇の旅人シリーズ第2巻!

時代小説というのはあまり読まないのだが、読みはじめるとどっぷり浸かってしまうことがある。半村良がそうだった。半村良の伝奇小説は重厚で読むのに苦労することがあるのだが、本書はヤングアダルト系なのですらすら読める。あさのあつこがものした時代小説というと弥勒の月が有名だが、それらの作品にも興味を抱く良いきっかけになった。
本書の主人公おゆきは、前作にも登場した人語を話す猫である。おゆきははじめから猫だったわけではなく、長屋に暮らすただの町娘だった。女手ひとつで自分を育ててくれた母親の力になろうと、言いつけを守り、家事に精を出す献身的な娘である。しかし、運命の歯車は、彼女を否応なく事件に巻き込んでいく。
おゆきは、前作の主人公・結祈とは対照的に、強い意志を持ったヒロインとして描かれている。この二人にくわえて、次回作では結祈の弟である神楽に焦点をあてることになるのだろう。この3人がどうやって闇の住人を退治するのか? 敵に対して感情移入をしてしまう結祈の決断が鍵を握っているものと思われる。
シリーズは3巻をもって完結するらしいのだが、結末を急がず、もっとじっくり作りこんでもいいのではないだろうか。この魅力的な作品世界を、もっと長く味わいたいのです、はい。


暗き夢に閉ざされた街 あさのあつこ 書評

暗き夢に閉ざされた街 (ポプラ文庫ピュアフル)
ワカマツ カオリ
ポプラ社(2010-05-07)
売り上げランキング: 146485

6点
ナイーブで大人しく、どこにでもいる普通の女の子・魔布結祈(まふゆき)。彼女の日常は、オーロラを目撃した夜をさかいに一変する。魔布一族に課せられた使命、それは、闇の世界の住人を駆逐すること。特殊な力をもって生まれたがために、結祈は否応なく戦いに巻き込まれていく。戦いは怖い、戦いたくない。しかし、闇の住人は執拗に結祈の命を狙ってくる。結祈は自分の使命を果たそうと、たった一人で運命に立ち向かい、懸命に剣を振るうのだった。

あさのあつこが描く伝奇アクションの開幕編。設定だけを聞くと、凡百のライトノベルと変わりない。読みはじめた当初は、アニメ「BLOOD+」を思い出した。少女が立ち向かう過酷な運命、スピーディーな戦闘シーンはなるほど、ブラッドを彷彿とさせる。しかしそこは巧者あさのあつこ。ヒロインはただひたすら敵を倒すのではなく、自分の命を狙ってくる敵にも人間と変わらぬ心があるのだと共感させることで、他の作品と一線を画している。
さらに物語にはいくつもの伏線が貼られており、今後の物語が楽しみになるよう設定されている。女系一族にあって唯一の男子である香楽(かぐら)の存在しかり、江戸時代の少女の魂を宿した猫・おゆきしかり、背景になにかありそうな魅力的なキャラクターが脇を固めている。ちなみにシリーズ2作目は猫のおゆきが主人公らしい。彼女がまだ猫になる前の話なんだとか。続きが楽しみである。

神々の午睡 あさのあつこ 書評

神々の午睡
神々の午睡
posted with あまなつ on 2012.01.17
価格:
学習研究社(2009-09-30)
売り上げランキング: 74220

6点
人気作家あさのあつこによる神話形式のファンタジー。
本書は6編の短編と序説・終章によって構成されている。
古代の遺跡から発掘された羊皮紙には、神と人間の交流の記録がしたためられていた。
神と人間が世界を同じくしていた時代、神が人間に恋したり、醜く生まれてしまった神が母親に捨てられてしまうなど、どこか人間くさい神の姿が描かれている。なかでも、不老不死をもたらすとされる神器をめぐる「カスファィニアの笛」と、唐突に覇権争いに巻き込まれた皇子の皮肉な運命を描く「テレペウトの剣」は好編だった。好編ではあるのだが、全体的に内容が薄いのかな、と思った。もうちょっと紙数を増やして、じっくり描いた方がよかったのではないだろうか。紙数があらかじめ決められていたのかもしれないが、その分内容が希薄になったのでは意味がない。よくできた佳作に落ち着いている。
ちなみに、表紙およびイラストは人気漫画家のCLAMP。せめて各話にイラストをつけてほしかった。

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Author:えんまる
SF・ファンタジー系の小説、漫画、映画のレビューおよび、8匹のねこが生息するペットブログを展開中☆

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採点は10点満点です。
6・5点以上がおすすめ。
6点は佳作。
5・5点は好みによる、といった感じです。

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