ねこのすっぱ抜きサラダ たいようオルガン

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たいようオルガン 荒井良二 書評

 9・5点

 絵本の王様、たいようオルガン。
 一見すると子供が描いたかのような、いわゆる下手ウマの絵なのだが、じゃあ、素人のぼくが……と袖をまくっても、なかなかどうして描けるものじゃない。本書で著者は、パワフルな下絵の上に鉛筆で絵や文字を描いている。
「くさはえてる はなさいてる ちょうちょいる とりいる くもしろい」と、こんな調子。(本文より一部抜粋)言葉のリズムが楽しくて、つい声に出して読みたくなる。
 本書の主役であるゾウバスが、細い道、狭い道、でこぼこの道を走っていると、太陽がオルガンを弾きながらのぼってくる。ここでいうオルガンというのは、おそらく日差しのことではないだろうか。ギラつく太陽光を重厚な音色にたとえているのだろう。
 バスの外では花が咲き乱れ、ちょうちょが飛びかい、うさぎが顔をのぞかせている。
 畑や橋を通り過ぎ、街が近づくにつれて、人が乗ったり降りたり忙しくなる。そうやって、バスはどこまでもどこまでも走り続ける。
 やがて日は沈み、夜がきて、ひっそりと三日月が空にかかると、オルガンは静謐な音色へと姿を変える。
 絵本の中で一番好き。荒井良二は詩人より優れた詩人だと思う。

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採点は10点満点です。
6・5点以上がおすすめ。
6点は佳作。
5・5点は好みによる、といった感じです。

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