スティーヴン・キング セル
5点
あるときを境に世界は一変した。
携帯電話から発せられたパルスを浴びた人々が豹変し、次々と破壊行動にかりたてられたのだ。
発狂した群衆、夢の中に現れるフーディーの男の目的とは?
そして最愛の妻子は無事なのか?
久しぶりにキングを読みました。
なんでもない描写をぐいぐい読ませる力はさすがです。
でも、本書は少しアイディア不足だった感がいなめない。
携帯人(いわゆるゾンビ)が怖くない、というか大人しい。
このテーマは後のアンダー・ザ・ドームに引き継がれ、
良質のエンターテイメントに昇華されているのだと思うのだけれど、
ゾンビものとしては失敗だったんじゃないかと思います。
ちなみにぼくはまだアンダー・ザ・ドーム未読です。
持ってはいるんだけど分量が多すぎる。
それでも読ませるのがキングなのだとはわかってるんですけどね。
今回はちょっと物足りない感じでした。

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